2008年6月4日 雪彦山地蔵岳東稜



4日、マルチピッチの入門ルートに位置づけられて地蔵岳東稜に行ってきた。同行者HUKUSIMA君
天気は雲が厚いが降ることはなさそうだ。車を賀野神社の先、東屋のカーブに止め東稜取り付き点を目指す。
先日下見をしているので迷うことなく取り付き点にたどり着く。クライミングシューズに履き替えているとヒルが
這っている。危ないところだった。手早く準備をして登り始める。

1ピッチ目 リード私 80メートルのスラブを45メートル程度登ってピッチを切る。
取り付きから5メートルほど上に真新しいリングボルトがある。とりあえず一安心だがその後もランナウトが
続く。ポケットに水が溜っているなど非常に緊張した。ビレイ点はあやしげな残置スリングなので念のため
追加した。

2ピッチ目 リードHUKUSIMA君 スラブの残りをハング下の大テラスまで セカンドなので楽ちん。
東稜すべり台は迫力ある。上のビレイ点に新しいハンガーボルトあり。

3ピッチ目 リードは引き続きフクちゃん 最初の核心のチムニーの部分 ロープが半分出たところでにわかに
動きが止まる。難行しているようだ。見えないので状況が分らない。コールがあるも岩壁にこだましてよく分らない。
何度かコールして了解する。私が登りだして問題の箇所はチムニーの左を登っている。エッーと思ったが
考えている暇はない。ヌンチャク掴み、ゴボウなんでもありで切り抜ける。やれやれで一服。

4ピッチ目 50メートルほどブッシュの尾根を行く。通常の登山道と変わらない。
ロープを絡ませてほどくのに一苦労。日曜日など混んでいたら非難ごうごうだろう。

5ピッチ目 リード私 遭難碑が中間にある馬の背リッジ 見た目より簡単だが遭難碑の左にロープを通したら
流れが悪くなった。フクちゃんを迎い入れて最終ピッチのビレイ点まで少し歩く。

6ピッチ目 リードフクちゃん 左へ登ったがやはり右の頂上フェィスを登るのが正解だったようだ。
登り直しも考えたが頂上について万歳三唱までしたので次回の挑戦とした。

取り付き点8:30 頂上12:00




ルート図


1ピッチ目の80メートルスラブ 途中で切る


1ピッチ目 いつになく緊張の表情のHUKUSIMA君


ふくちゃんが登り出す。ジジでビレイしているのでロープを張って撮影


2ピッチ目大テラスでビレイするフクちゃん


大テラスから見た東稜すべり台 取り付くまでが核心か?


賀野神社


最終ピッチ


頂上









頂上からは一般道を下る


5ピッチ目遭難碑が真上にある


頂上フェイスを登らず左から頂上に上がる


すべりやすく難路


不行岳(ゆかず)


大天井岳


地蔵岳正面壁


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