2010年8月16日〜18日 前穂高岳屏風岩東稜 |
労山の仲間6人であこがれの屏風岩を登ってきました。 14日上高地から新人の穂高、槍縦走隊を引き連れて入山していたMリーダー から雨続きでどうにもならんと連絡が入る。しかし行くだけ行くと言うことになり 県北組は15日早朝出発。県南組(私とHさん)は仕事で深夜に現地に向かった。 お盆の復帰ラッシュで時間が掛かり平湯温泉あかんだな駐車場に着いたのは6時を過ぎていた。 今日は涸沢までだが19日まで予定の共同装備、登攀具は都合25キロ以上あったと思う。 |
16日
河童橋午前8時 好天を祈る 水量が多い徒渉が出来るか |
時折ガスで隠れるが良くなっていくような感じ 涸沢着午後2時 やれやれ |
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17日 夜中目覚めると満天の星空だ、晴天を確信してもう一寝入り。 3時半ヘッデンを点けて出発、北穂の南稜にも明かりが見える。 5時、岩小屋の徒渉点に着くと水量は少し下がっているようだ。 はだしになって枝を杖に水に入る、雪解け水は痺れるぐらい冷たい。 前後して他のグループも徒渉してくる。T4取り付き点まで競走となる。 |
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1ルンゼを詰める T4尾根取り付き点 追いついてきたガイドパーティに先行して貰う |
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Mリーダーと私、Hさん、MzさんさらにFさん、Uさんの3組に分かれて 経験のあるMリーダーがみんなを引っ張っていく算段である。 T4尾根は2ピッチW級でアプローチの概念を越えている。 ここで敗退するグループもあるとガイドさんからMzさんが聞いたそうだ。 |
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2ピッチ登った後コンテでT4に立つ 草付きをT2に向かう 木に覆われたテラス |
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T4からのトレイル フィックスがある |
1ピッチ目A1 15b ハングがくせものである |
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1ピッチ 2組目リードするMzさん 2ピッチ目A1 40bとあるがもう少しロープが出た 2ピッチ終了点 2組目セカンドのMzさんと3組目リードのFさん 3ピッチ目A1W40b トポとはMリーダーの切り方は違う 3、4ピッチは右に左にトラバースしてさらに赤いフェースと呼ばれる核心を越える 雲稜の扇岩テラスが手に取るようだ 時間の経過から3ピッチ目の登攀と思う 上がMz、H組、下がU、F組 ガイドの浦山さんが下降の途中撮影 4ピッチ目A1W35b 4ピッチの終了点のテラスで 後続を暫し待つ 後続にルートを指示する |
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Mリーダーは先行しすぎないように詰まらせないように登っていくがリングの取れたボルトに スリングを通し、切れそうなお助けスリングを取り替えとなかなか忙しい。 私は遅れないように必死で登るだけだ。 |
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1ルンゼT4尾根を見おろす 4ピッチ目を登ってくる 大天井岳から常念岳にかけて 常念岳 蝶ヶ岳 横尾を望む |
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最終6ピッチ目A1W30b 広いテラスからピナクルに上がり 樹林帯までアブミで上がって終了する 上2枚はMzさん撮影 この写真はFさん撮影 |
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なお5ピッチはV級30b 登攀は終了したがビレイして急な樹林帯を広いところまで登った。途中岩も出て 気は抜けない。そこで全員がそろうのを待ち涸沢に向けて出発したのは4時半だった。 ヘッデンを点けて涸沢に帰り着いたのは7時半だった ヒュッテにいた人が「壁に黄色いザックが見えました」と話しかけてくる。黄色は私だけなので いやーどーも うれしやら恥ずかしいやら ヒュッテのテラスで乾杯した。夜も更けてきたが心地よかった。 |
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踏み跡を屏風の頭目指してたどる 屏風の頭までヤブコギ 屏風の頭 カールは横尾本谷 常念岳 前穂高岳 涸沢 ここから少し道が良くなる 屏風の耳からの頭 ビールが待ってるぞ |
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18日 今日も良い天気なのでどこかに登るべきなのだろうが 私は足を痛めて歩行がままならず、他のメンバーも疲れていたので 一日早く下山する。痛み止めを飲みゆっくり歩いて3時に上高地にたどり着いた。 |
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モルゲンロート おおまかなルート |