2012年8月30日〜9月2日(北アルプス)穂高岳縦走前編(西穂〜ジャンダルム〜奥穂)



30日は新穂高ロープウエイを利用して西穂小屋まで1時間のハイキング
ハイシーズンには張り切れなくなるというテン場には5張りのみ
ガスが湧いて見通しは効かず夕方には強い雨、ここしばらく同じ傾向の天気らしい

31日
4時15分ヘッ電を灯してスタート、独標、ピラミッドピークと拾っていくがガスが舞い見通しはない


独標5:14


ピラミッドピーク5:40


西穂を望む これで天気回復と思われたが・・・


西穂6:30 奥穂方面の視界は開けない


一つ先のピーク6:45


P1から見た西穂


間ノ岳


間ノ岳7:45


間天のコル8:10 ビバークサイト


天狗ノ頭に至る逆層のスラブ


天狗ノ頭8:30


コルにある避難小屋跡9:00


天狗のコル


畳岩尾根ノ頭に向かう 振り返った天狗ノ頭


畳岩尾根ノ頭付近から天狗ノ頭


飛騨尾根の鋸のような稜線



左に回り込んでジャンに取り付く


ガスの中から浮かび出るジャンダルム
コブ尾根ノ頭付近


ジャンダルム10:30


×印の所からも直登できる


ロバの耳 馬の背を経て奥穂


慎重に下る単独行の女性


ロバの耳とジャンダルム


ウマノセに突入


馬ノ背のナイフリッジ この女性は天狗ノ頭で追いついてきてその後、前後しながら進んだ


馬ノ背を越えれば奥穂頂上が目の前


奥穂高岳方向指示盤


ちょうど12:00に到着

注意点
ルートを示すペンキ標記は過剰なほど付いている。忠実に追えばまず大丈夫だと思う。従ってペンキを見落とし
てルートを外すと浮き石だらけになる。
このルートは鎖がなければ北鎌尾根と同じ程度の難度といえるかもしれない。だったら余裕を持ってこなせたら
北鎌尾根が射程に入るかといえば決してそうではない。北鎌尾根には一切の鎖もルートを示すペンキもない。
輻輳する踏みあとからベストのルートを見つけなければならない。バリエーションルートである北鎌と一般ルート
である西穂〜奥穂の稜線の違いがそこにある。この差は大きい。

今から12年前の2000年にこのルートを初めて歩いたが鎖に頼り切り全く余裕がなかった。その後、労山に入り
クライミング技術を習得できたため今回は比較的余裕を持って通過できた。時間的にも体力は確実に低下してそ
の上、幕営装備まで持っていたが12年前とほぼ同じ時間で歩けた。やはり技術の向上が大きいと思う。
中高年の方々は若くないので今更と考えるかもしれないが基本的な技術を知っているのと知らないでは大きな
差が出る。

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