2016年3月18日〜20日 屋久島(後半)宮之浦岳 |
20日 今日は宮之浦岳を往復して荒川登山口に下山、宮之浦港を17時発がタイムリミットになる。 かなりきびしい日程となるので4時出発の予定で早々に就寝する。 2時過ぎ、学生グループの大きな目覚ましの音で起こされる。いくら何でも早すぎるが周りも起き出す。 結局、寝直しも出来ず3時半に出発する。 夜空を見上げれば天の川まではっきり見える。天の川を見たのは何年ぶりだろう。 途中、風が強く吹くときもあったが概ねおだやかな天気だった。 |
今日の日の出は6時15分なので山頂から間に合うかと思ったが及ばず 見覚えのある大岩 2014年12月ここで時間切れで引き返した 今日はここから10分弱で山頂に達したが当時は吹雪でおそらく30分は掛かったと思う 明け方の冷え込みで岩が凍って滑る 永田岳は今回もあきらめる 山頂標識はちょうど逆光になる |
重畳たる山脈 島とはとても思えない 頂上直下 右の大岩を回り込んだところに岳参りの祠がある 祠 左は巨岩累々たる平石 右のピークは太吉ヶ峰 左のピークは翁岳 なだらかな尾根はヤクシマダケで覆われている 小柄な屋久鹿 シャクナゲのトンネル 花の時期は見事だろう ビャクシン岳 新高塚小屋のデッキ |
まりちゃんが撮影した鹿たち |
9時過ぎに新高塚小屋に戻る。大急ぎで荷物をまとめて下山を開始 10時45分に縄文杉まで帰り着くとものすごい人、ひっきりなしに登ってくる 木道は狭いので離合に手間取る。あせるが設定時間から大きく遅れる。 小杉谷で14時半になる 一息入れたいが休まず進む |
ここから荒川登山口までトロッコの軌道敷きになぜか木道がなくなり歩きにくくなる。 足を痛めたまりちゃんは歯を食いしばって必死に歩く。 巨岩累々の小杉谷 15時25分荒川登山口着 15時半のバスに飛び乗る 16時10分屋久杉自然館着 タクシーを飛ばし宮之浦港16時40分着 17時発の最終トッピーに間に合った。 反省点と気づいた事 3月なのでまだ登山者は少ないと思っていたが春休みで学生のグループが大勢 入山していた。新高塚小屋が満員なので小さな高塚小屋は遅く着いたら入れなかった と思う。念のためテントを持った方が良い。 トイレは携帯トイレも持参したが格段に整備が進んでいるし清潔だ安心できる。 大株歩道は木道の幅が狭く離合が思うようにはいかない、登山者が多い時期は 時間設定に余裕を持たないといけない。 島なのでアプローチが限られる。特に高速船は夜間航行しないので最終便が早い 時間管理が甘いと島でもう一泊ということになる。 当初の設定では充分余裕はあったはずだが混雑、参加者のトラブルなどで時間に余裕 がなくなった。我々は12時間行動でいっぱいいっぱいだった。それも予定より30分早く 行動を開始したにもかかわらずだ。予定通りなら思わぬ一泊になっていた。 岡労でもアルパインの連中は無理な行動でもついてくるし、ついていかなければならない。 ハイキング組は年齢、経験を考えて余裕を持った計画にしなければならないと痛切に感じた。 アルパイン感覚で計画したことにより参加者につらい思いをさせてしまった。 リーダーとして多いに反省すべき点だ。 |