2016年8月28日北アルプス 剱岳早月尾根 |
27日の早朝岡山発、早月尾根登山口の馬場島野営場でオートキャンプ 翌日は日帰りで早月尾根往復 当初は南ア北岳バットレス第四尾根登攀の予定だったが秋雨前線と台風接近で中止 休暇を押さえているので天気が持ちそうな山域を捜してここに決めた バットレスメンバー4人のうちMiki姉が行きたいというので2人で限界に挑戦する |
しゃれた高原のリゾートの雰囲気 オートキャンプ場に 整備すればにぎわいそうだ 駐車場、テン場使用料いづれも無料 霧雨が降っているが回復しそう |
猿の群れが出没 群れの中で争いが起こり威嚇の 吠え声が怖かった |
北陸道立山ICから上市の市街地を抜け一山越えて早月川沿いを馬場島 を目指す、川沿いの平地は杉の植林と荒地ばかりだ。岡山あたりなら 水田が広がっているような地形だがなぜか農地が見当たらない |
試練と憧れ 周りは遭難慰霊碑が林立する 登山口は右奥に伸びる |
ふわふわの芝生 トイレは和式ながら水洗とてもきれい 無料でいいのかしら テン場の上端に設営 なお今回の山行はベンツの新車でアプローチ |
28日 3時に登山口を出発するこれなら日があるうちに降りてこれるはずだ、とりあえず目標15時間 若者2人がほぼ同時スタート、前後しながら下山も一緒になった 3時間登った1921b三角点手前から眺めた猫又山 |
三角点 ここまで急登の連続 |
池塘まで登れば小屋は近い |
小屋手前から正面に猫又山、右に赤谷山 |
早月小屋に7時過ぎ到着 後方は手前に剣御前、左に別山、右に浄土山 |
7時半 まだ800b登る |
剣御前から別山の稜線 |
近景が小窓尾根、中景は赤谷山、白萩山、遠景は後立山 |
2400b付近から剱岳 |
巻道が崩落して尾根通しに付け替えられた |
白馬岳と旭岳 2600b付近から早月小屋、馬場島も望める もう少しと思ったが思いのほか遠い ここからコースタイム通り2時間かかる 一番右の鞍部は長次郎のコルと思う |
室堂ターミナルを望む、手前に地獄谷 遠くに薬師岳 |
小窓尾根 一番右端少し隠れているのが小窓王、左が小窓の頭、さらに左が2650bピーク |
雷鳥 見えないがひな鳥もいた |
毛勝三山 ぼちぼち鎖場だが連れがMiki姉なので安心だ ポカに注意して気を引き締めていこう 早月尾根は小屋から上は鎖場はもちろん、もろい岩場が続く、さらに崩落個所がたくさんあり 新しくルートを付けたところがあちこちにある 小屋から下も段差が大きい箇所が多く手間がいる 別山尾根 カニのヨコバイを降りた登山者を遠望する 右に平蔵ノ頭その先は前剱 |
獅子頭の基部をトラバース |
カニのハサミ 下に足場のボルト |
獅子頭とカニのハサミが重なって一つの岩に見える 海岸線が見える |
まだまだ鎖場は続くがもう楽勝 右は登頂して下山してくる早月小屋からの登山者 |
別山尾根との分岐の指導票 頂上まであと少し 午後から天気が崩れる予報 雲が厚くなる |
10時半やっとこさ到着 長かった 雲が多いながら立山、水晶岳、黒部五郎岳、薬師岳を同定する 八つ峰 熊ノ岩にテントが見当たらない 長次郎雪渓も雪がない 源次郎尾根 下の剱沢雪渓はクレバスでズタズタだ Miki姉に向かって右が五龍岳、その右ピークが二つあるのが鹿島槍ヶ岳 下りは10時50分スタート、早月小屋に1時過ぎに着く、水を2g持っていたが残り0.5g 一服してコーラを飲む(500円)1時半に腰を上げる |
3時20分 だいぶ降りたがこの辺りは特に急な下り 段差が大きく転ばないように歩くのは大変 早月小屋から頂上を往復した登山者を何人も抜く |
松尾奥ノ平 立山杉の巨木があちこちある ここまで下りればもう少しと思いたい・・・しかしまだまだ 40分掛かった |
下から見上げたほうが迫力がある |
5時過ぎ薄暗くなった馬場島に下山、14時間余り 若者2人と健闘を称えあう 標高差2200bは半端ではなかった それでも日帰り組が男3人組、男女ペア、我々とほぼ前後して行動した新潟の2人 単独者が2,3人 例外なく若者、みんな速い 我々はよく頑張ったと自分達でほめたい そのままにしていたテントをたたみ、上市の市街地にある温泉による 北陸道立山ICから帰岡、仮眠をとりながら翌日未明になった。 |