2017年9月19日〜22日(北アルプス)七倉〜船窪岳〜烏帽子岳〜野口五郎岳 〜水晶岳〜赤牛岳〜黒部ダム(3日目) |
宵の口から夜半過ぎまで風雨が強く吹き荒れる。しかし烏帽子のテン場は二重山稜の間になっていて 風があたらない。雨は明け方にはほぼやんだ。深い霧とまだ風が吹いているが天気は回復の予報だ。 今日も稜線に水がない。小屋の天水を1g200円で4g購入 今日の行程も長い、どこまで行けるのか目標は赤牛岳まで。6時前に出発する。 |
三ッ岳への広い稜線を行く 43年ぶり歩く裏銀座コース 当時私は18才 紅顔の美少年だったと思う |
幻想的な霧の稜線 |
東沢谷を隔てて水晶岳が間近に見える 同じく赤牛岳 |
野口五郎小屋 屋根の石は風が強い証し |
烏帽子からの稜線 昨日の過酷な道から比べたらプロムナードだ 伸びやかなゴーロ帯を進めば野口五郎岳 対照的に針山のような槍ヶ岳 9時過ぎ、3時間あまりで到着 北アルプスまん真ん中、地味だが名峰だ 槍ヶ岳北鎌尾根を眺めながら「また行きたいね」とMiki姉さん「どこでもお供します」と私 |
手前が真砂岳、中央が鷲羽岳、遠くに笠ヶ岳 |
右に振れば水晶岳 |
野口五郎岳は岩屑の集積帯 赤牛岳 五郎池 奥が野口五郎岳手前が真砂岳 43年前の記憶に残っているのはブナ立尾根の苦しさだけだったが このあたりはすばらしいルートだ |
東沢乗越 11時半 |
大きく開けた東沢谷 先に見える黒部湖に注ぐ 赤岳 水晶小屋 東沢乗越から水晶小屋までが裏銀座の前半核心 |
水晶岳(黒岳) |
重なり合った尾根の色合いがそれぞれ違う 縦走路を振り返る 遠景は表銀座の起点燕岳、右の丸いドームは南真砂岳 水晶小屋 増築されている 13時前 |
雲が懸かった黒部五郎岳 雲の平 水晶岳 鷲羽岳 |
14時前到着 北ア最後の百名山、通算34座目 ここまでは登山者が多かった |
今日歩いた裏銀座の稜線 烏帽子岳から三ッ岳 野口五郎岳から真砂岳 水晶岳北峰と薬師岳 |
高天原山荘 |
読売新道を登ってきた登山者と出会う 今日登ってきた登山者は単独行の男女5,6人 赤牛岳まで伸びやかな稜線に見えるが甘くない |
温泉沢ノ頭 15時ちょうど ここから先、登山道の踏み込みが極端に甘くなる |
二重山稜の窪地 ビバークに最適かも 温泉沢ノ頭のさきにはあちこちビバークできるところがあるが赤牛岳まで頑張っていくつもりで歩く 今日中に赤牛を越えるつもりで先を急ぐがガレ場で道を失い時間をロスする 明日の行程を考えればもう少しと思うが今の時期すぐに暗くなる、ぐずぐずできない 17時過ぎ赤牛岳の二つ手前のピークの鞍部でビバーク地点を見つける 赤牛岳あたりに避難小屋が必要だと思う |